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アセンダント天秤座、ディセンダント牡羊座から見る、ありのままの姿

 

私は、ディセンダント星座は生まれ持った資質のような、本質のような、性質のような、そういったもの、と読んでいる。

月の欠損・本質を表すディセンダント - 水に浸して、今夜も眠る

 

今回のタイトルにあるように、今日は天秤座-牡羊座のラインを見てみよう。

 

アセンダントに天秤座がある場合、ディセンダントには牡羊座がくる。

 

アセンディセンを出すには、正確な出生時間が必要だ。

月は、日によって星座を跨ぐ場合もあれば跨がない場合もあり、一つ、または二つの星座のエネルギーしかない可能性がない。

しかし、アセンディセン、ハウスには、十二星座すべてのエネルギーに可能性がある。

 

ディセンダント牡羊座の方は、本来、非常に純粋、パワフルなエネルギーを持っている。

牡羊座特有の自我の強さが良い意味で解放されているのだ。

 

太陽牡羊座よりも純粋な牡羊座の要素に溢れているため、純粋無垢な赤ちゃんのような感情の持ち主であり、やや怒りっぽい。

しかし、その怒りには嫌味がなく、世間軸、自分軸、どちらが軸であろうとも(人によって異なる)、必ず正義感からくるような理にかなった怒りであり、相手側も彼らの燃え上がる怒りに圧倒されることはあっても、彼らなりの信念や正義がチラつくため、憎むに憎みきれないものがある。

 

純粋さは、魚座牡羊座で表現されることが多い。

魚座は、すべてを含めた矛盾までも垣根なく愛してしまう純粋さにあり、牡羊座は、ゼロだ。前例のない、矛盾がない。

火星が守護であるため、「怒り」のキーワードもあるが、それも純粋ゆえの怒りだ。

ただ逆に、純粋ゆえに全く怒りをもたない仏のような牡羊座も存在する。「怒りが恥ずかしい」といった天秤座のような計算的視点からではなく、シンプルに「怒り」がない。天然要素。素直なのだ。

 

 

全てを投げ捨てたっていい。

何かが壊れたっていい。

他人にどう思われたっていい。

 

それら以上に、徹底的に愛したい、守りたい、成し遂げたい、何か大きな目標があってこそ、牡羊座の支配星・火星のエネルギーの力は燃え上がる。

 

言葉にすればするほど、アセンダントにある「天秤座」とは正反対なのである。

天秤座特有のバランス、その良さこそが、全てを投げ捨てない、できる限り壊さない、他人にどう思われたって良くない、にあるのだから。

 

しかし、徹底的に愛したい、守りたい、成し遂げたい、自分自身が 'コレだ' と魂をうつ大きな目標が見当たらない過渡にある場合、彼らは道に彷徨い、相手に合わせ、相手に染まり、自我を見失う。

 

そして、この世をうまく生きるための処世術として、天秤座の仮面をつけるようになるのだ。

人が集まるようなコミュニティに参加したりもするだろうし、他人(あの人)はどう感じるだろうか、他人(あの人)はどうだろうか、他人(あの人)は私をどう見ているだろうか、と、意識を他人へ向け、相手の世界観や相手の理想通りに振る舞ったり、他人に好かれるための努力をしたりもするだろう。

 

ただこれは、あくまでも仮の姿。

いっときの社交の場で振る舞う、シンデレラが魔女にかけられたような一瞬の魔法。

 

本来の彼らは、自我を出してこそ魅力が際立つ。

元々「自我」「目標」「意志」が、誰よりも何よりも強い。

 

アセンダント天秤座、ディセンダント牡羊座の著名人の一人に、オノヨーコ(さん、以下全て省略)がいる。

彼女は、どこからどう見ても牡羊座の女だ。

 

 

全てを投げ捨てたっていい。

何かが壊れたっていい。

他人にどう思われたっていい。

 

正に、ディセンダント牡羊座のエネルギーを太陽水瓶座でありありと表現している。

 

他にも、黒柳徹子藤原紀香篠原涼子長瀬智也、ブリトニースピアーズ、などいるが、総じて言えるのは、「男前」「火車」のような強さを感じる。

 

もし、ディセンダント牡羊座の彼らがあなたに慎ましくお淑やかに、「合わせてくれている」と心地よさを感じるほど振る舞っているのであれば、良くも悪くも心を開かれていない。

良くも悪くも、というのは、「嫌われたくない」「評価を落としたくない」という気持ちの表れでもあるからだ。

 

また、彼らが自我を出し、こちらのことなんてお構いなしか、なんて思うほど、言いたいことを言い、やりたいことをやっているのであれば、心底気を許しているということ。

 

ディセンダント牡羊座は、自我を追求してこそ輝きが増す。

この強い自我をどう表現、扱っていくかは太陽やその他のハウスやアスペクトにもよるが、彼らが協調性をもち、空気を読んでいては、何も面白くないのだ。

破壊を恐れず、進んでいく勇気をもった魂なのである。

牡羊座がリーダーと呼ばれる所以は、ここにある。 

 

彼らはいつもやりたいようにやっている。

たとえ、その様をスマートに隠そうとしていても、大元には隠しきれない自我、燃えたぎるエネルギーがある。

 

ディセンダント牡羊座の彼らを通して、「私も純粋な自我(喜怒哀楽)を放出していいのかも」と教えられた。

 

私たちは、ディセンダント牡羊座には情熱や衝動といった形で「もう古いものを壊れてもいい。壊してもいい。新しく創っていこうよ、ここから」の声を期待しているのかもしれない。

 

 

ディセンダント星座は、幼少期にありのままの自分を肯定されて育てば、そのまま本質も伸び伸び育ち、太陽の栄養で更に進化していくが、課題や困難を通して成長すると決めた魂は、一度、芽の成長は止まる。

芽の成長が止まるということは、ディセンダント星座である自分自身に違和感を抱いたり(養育者に影響され、月の自分に居心地の良さを感じる)、ディセンダント星座の要素をもつ自分に罪悪感や抵抗感を抱いたりする。

 

 

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