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アセンダント乙女座、ディセンダント魚座から見る、ありのままの姿

 

月の欠損・本質を表すディセンダント - 水に浸して、今夜も眠る

 

アセンダント乙女座ディセンダント魚座の人は、特に面白い。

なぜなら、12星座の中で一番激しいギャップがあるからだ。

 

アセンダント乙女座・ディセンダント魚座の人たちは、つまり、ありのままの本質が魚座なのだ。

太陽星座魚座よりも魚座らしいとも言える。

(太陽星座の場合、「芽がある」。人生を経て育て完全なものにしていくため、初期はまだ未完という意味から、そう例えました。)

 

彼、彼女らの存在は、どこか謎めいている。

悪魔の顔も天使の顔もあり、完璧そうな雰囲気も感じるし、一見、真摯で真面目であるにも関わらず、誰よりも狂っているのだ。それも度を越えている。

「この世のものではない」と感じるような、どこか不安定で非現実的な透明感がある。倫理に欠け、非常識なことを行っていたとしても、彼らの憎めない愛らしさによって掻き消される。

 

 

もちろんどの星座にも必ずいるけれど、意外とアセンダント乙女座には芸術家やアーティストは多い。

他の業種も一緒に調べてみても、おもしろい人たちが多かった。

 

ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト

フレデリックショパン

ジョルジュスーラ

アーネストヘミングウェイ

アルベールカミュ

サン=テグジュペリ

ウォルトディズニー

ティージョブズ

ナイチンゲール

ポールマッカートニー

フレディマーキュリー

宮沢賢治

手塚治虫

三島由紀夫

安野モヨコ

広末涼子

松田聖子

etc,

 

彼らは繊細であり、複雑だ。

一見、社会性・仮面の要素をもつ乙女座から、人一倍「理性的で生真面目な、もう一人の自分」が存在するように見える。

しかしそれ以上に、あるがままの自分自身は自由で独特、芸術性や思想性の強い世界観をそれぞれの太陽で開放している。

彼らは、理性との葛藤の先に自分を選ぶ。

周りが彼らの葛藤や決断に追いつけず、「よく分からない人」と実体を掴めなかったりする。

 

アセンダントに乙女座があるので一見そうは見えないのだけれど、蓋を開けてみると彼らは自分が惚れた信じたものに全力で身を投じ、完全に色に染まりきるほど純粋であり、どこまでも他人の目を気にしない。

 

魚座の性質の一部に、"一般的に良くないとされるものに溺れる" といったものがある気がする。

しかし魚座にとって大切なものは、一般的な価値観による善悪など関係ない。

むしろ一般的価値観によって悪とされるものの中に光を見出せる眼が魚座にはあるのだ。

魚座が天使にも悪魔にもなれる理由はここにある。

 

彼らが純粋に悪であることで、彼らを見る人たちの価値観は崩壊する。

今まで囚われていた固定概念が書き換わる。

つまり、悪が悪でなくなる瞬間がやってくるのだ。

 

 

最近話題になった、広末涼子(さん)。

彼女は昔から不安定だ。突拍子のない行動に出る。

早稲田大学に入学したかと思えば出席しないまま退学。多種多様な男性と恋をする。

また、人気絶頂時の彼女は、呑んだくれた朝方、タクシーで港区から千葉まで向かったが、当時財布にお金が入っていなかったらしく無賃乗車。近くの食堂にいた夫婦に四万円を借りたそうだ。(笑)

そして、その食堂にいた彼女の男性ファンに車で東京まで送ってもらった、と。

 

月星座は天秤座。

月への執着は一切ないようだ。おもしろいほどに、完全に天秤座特有の世の秩序や他人との調和を無視している。

 

常にその瞬間の今を生きている。

若い頃はまだまだ太陽が育っていない。だからこそ当時はまだ蟹座特有の母性に欠けていたが、例の彼に送ったラブレターの姿こそ、ディセンダント、太陽、含めた彼女らしさが詰まっている気がしてならない。

清楚で透明感があり、表面的には穢れなど一切似合わないような彼女のままであってほしい世間と、自分の本能に忠実ゆえに不安定でおぼつかない、不完全な真の姿に驚き、幻滅する人もいたのかもしれない。

しかし、それ以上に彼女にさらなる魅力を感じた人も多いはずだ。

 

制御しようにも抗えない真の姿を自身が受け止め、自分の本質に降伏すると、周りの私たちの意識も変容する。

 

この対極、特にアセンダント乙女座とディセンダント魚座にある人たちの自己の葛藤と鬩ぎ合いの末の降参は、きっと、私たちの中の壊れるべき何かを壊してくれる。

 

人間として、勝手に他人に期待し失望する、なんてことは日常的によくある。

 

しかし、私たちは最初から彼らに、平均的なもの、完璧なもの、優れたもの、いわゆる乙女座が得意とするようなものを求めていないことに気づく。

それ以上に、自分たちには想像もつかない面白さ、衝撃的で刺激的なものを求めていることにも。

 

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